近年、AI技術の進化によって、私たちの身近な生活にもAIが作り出すコンテンツが溶け込むようになりました。
例えば、文章やデザインの作成はもちろん、「気分が上がる曲を作って!」といった簡単なリクエストに応じて、1分以内にオリジナルの音楽が出来上がる、そんな世界が現実となっています。
しかし、AIが作り出したコンテンツには著作権が誰に帰属するのか、またその利用に伴うリスクが議論されています。特に法律面ではまだ不透明な部分が多く、実際にどう扱うべきかは重要なポイントです。
AI生成物の著作権は誰のもの?
現状、日本ではAI生成物に関する著作権や利用方法についての明確な法律が整備されておらず、解釈が分かれています。
ただし、一般的には次のように考えられています。
AIが作り出すものは、人間による「創作」とはみなされないため、著作権の対象外となるのです。
海外では法整備が進む一方、日本の今後は?
EUやアメリカ、中国などでは、AI生成物に関する法整備が進みつつあります。
EUのAI法は信頼性の高いAIを導入促進し、リスクを段階ごとに分類し規制や義務を課すことにより安全に利用できるように具体的なルール作りが行われています。
日本でも、AI技術の利用がますます広がる中で、近い将来、法整備が行われる可能性があります。
今後どのような方向に進むのか、注目が集まっています。
街が輝き、子供たちが心待ちにしているクリスマスの季節がやってきました。
サンタクロースがプレゼントを届けるという素敵な物語ですが、法律の視点でちょっと考えると「サンタさん、ちょっと待った!」とツッコミたくなるポイントがいくつかあります。
まず、フィンランドから空を飛んでやってくる場合、航空法に基づき飛行計画を作成して提出する必要があります。さらに、入国する際は、きちんとパスポートを持参して入国審査や税関を通りましょう。
「プレゼントだから関税免除!」
というのは通らないかもしれませんので念のため。
また、道路交通法によると、トナカイは軽車両と見なされるため、移動中は交通ルールを守ることが求められます。そして、煙突から家に入る際は、保護者の同意を得ることをお忘れなく。
「不法侵入」と誤解されないよう、
クリスマスらしい笑顔とともに許可を取るのがポイントです。
お困りのサンタクロースは弁護士にご相談くださいね。
今年も残りわずかとなりましたが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
本年も私たちに皆様のお力になれる機会をいただき、心より感謝申し上げます。
お一人おひとりのご状況に少しでも寄り添えるよう、日々取り組んでおります。
これからも皆様の心に寄り添いながら、
全力でサポートさせていただきますので、どうぞ安心してご相談ください。
来年が皆様にとって少しでも穏やかで明るい年になりますよう、お祈りしております。
どうぞ良いお年をお迎えください。
山口統平法律事務所
代表弁護士 山口 統平