既婚者と交際して不貞慰謝料を請求された方へのアドバイス

 

今回は、既婚者と交際して不貞慰謝料を請求された方へのアドバイスを対話形式でお届けします。

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相談者:

 こんにちは。今日は既婚者との交際についてご相談したく参りました。実は、相手の配偶者から不貞行為による慰謝料請求を受けてしまいました。どうしたら良いのか分からず、困っています。

 

弁護士:

 こんにちは。ご相談いただきありがとうございます。まずは状況をしっかりと理解した上で、適切なアドバイスをさせていただきます。具体的にどのような請求内容か、相手の配偶者からどのような証拠が提示されているのか教えていただけますか?

 

相談者:

 請求額は300万円です。証拠として、私たちが一緒に写っている写真やメールのやり取りがあるようです。

 

弁護士:

 分かりました。まず、不貞行為があったと認められるためには、継続的な肉体関係が存在していることが必要です。単なる友人関係や一時的な接触だけでは不貞行為とはみなされない場合もあります。相手側が提示している証拠がどの程度のものか確認する必要があります。

 

相談者:

 確かに、肉体関係があったのは事実です。

 

弁護士:

 そうですか。そうなると、不貞行為が認められる可能性が高いです。ただし、慰謝料の金額については交渉の余地があります。300万円という金額が妥当かどうかを判断するためには、相手方の精神的損害の程度や、あなたの経済状況などを総合的に考慮する必要があります。

 

相談者:

 では、具体的にどうすればいいでしょうか?

 

弁護士:

 まず、次のステップをお勧めします。

 

  1. 請求書の確認: 相手方からの請求書や証拠を詳しく確認し、法律的に有効なものかどうかを判断します。
  2. 交渉: 慰謝料の金額について相手方と交渉を行います。場合によっては、減額交渉が可能です。
  3. 支払い能力の確認: あなたの経済状況を考慮して、どのような支払い方法が可能かを検討します。一括払いが難しい場合は、分割払いの提案も考えられます。
  4. 和解合意書の作成: 交渉が成立した場合は、和解合意書を作成し、今後のトラブルを避けるための明確な取り決めを行います。

相談者:

 交渉はどのように進めるのが良いでしょうか?

 

弁護士:

 まず、感情的にならず冷静に対応することが重要です。相手方に対して真摯な態度を示し、誠意を持って対応することが和解への第一歩です。また、弁護士が代理人として交渉に入ることで、よりスムーズに進めることができる場合が多いです。

 

相談者:

 分かりました。それでは、弁護士さんに代理をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。

 

弁護士:

 お任せください。まずは、詳細な資料を揃え、相手方との交渉準備を進めます。ご不明な点や不安なことがあれば、いつでもご連絡ください。

 

相談者:

 ありがとうございます。助かります。

 

弁護士:

 こちらこそ、信頼いただきありがとうございます。これから一緒に問題解決に向けて頑張りましょう。

 

 

 

 

 

離婚・男女問題,債務整理,刑事弁護などに強い名古屋の弁護士が所属する山口統平法律事務所